早期発見!慢性腎臓病
GFR値が59以下※の方は、お医者さんにご相談を。
※GFR値59以下であることが、必ずしも腎臓病の存在を示すわけではありません。

慢性腎臓病(CKD)は早期発見・早期治療が重要です

慢性腎臓病(CKD)は、
20歳以上の8人に1人が罹患する、
新たな国民病とも言われています。

しかし初期にはほとんど自覚症状がないため、
ご自身では気づきにくい病気です。
このサイトでは、慢性腎臓病(CKD)と、
慢性腎臓病(CKD)早期発見の重要性について
ご紹介しています。
検査値などでご自身の腎機能について知っていただき、
早期受診につなげていただければ幸いです。

腎臓とは

腎臓は腰のあたりに左右にひとつずつある、そら豆のような形をした、にぎりこぶしくらいの大きさの臓器です。
血液をろ過して、身体に必要なものを再吸収し、不要な老廃物を尿として排出する働きをしています。

●腎臓にはこのほかにも、赤血球を作るホルモンや血圧を調整するホルモンを作る、ビタミンの働きを助けるなどの作用があります。

慢性腎臓病(CKD)とは

腎臓が何らかの原因でダメージを受け、血液をろ過する機能が落ちてしまう病気です。慢性腎臓病(CKD)は、日本人1,330万人(20歳以上の8人に1人)が罹患している新たな国民病です。

慢性腎臓病(CKD)が進行すると

慢性腎臓病(CKD)が末期の状態まで進むと、腎臓でろ過されず身体に残った老廃物を除く治療が必要になります。
通常は、血液を機械に通し、血液中の老廃物や不要な水分を除いて血液をきれいにする方法(血液透析療法)が行われます。血液透析療法の場合、1週間に2~3回程度、透析を行う施設に通い、4時間以上をかけて血液を浄化します。

●血液透析療法のほか、腹膜を利用して血液をきれいにする方法(腹膜透析療法)や腎臓移植という方法もあります。

GFR値が重要です

GFR値(糸球体濾過量)はろ過の働きを示す数値で、
血液検査をすれば簡単に推算できます。
GFR値が低いほど、腎臓の働きが低下している
ことを示します。

CKDステージ分類 eGFR値 腎臓の働き 症状 治療
1 90以上 自覚症状なし
2 89〜60 自覚症状なし
3 59〜30 貧血など 生活改善 食事治療 薬物治療
4 29〜15 疲れやすいなど 生活改善 食事治療 薬物治療
5 15未満 食欲低下 呼吸困難など 生活改善 食事治療 薬物治療 透析または腎移植
  • *GFR値(糸球体濾過量)を直接測定することは身体への負担が大きいため、通常、血清クレアチニン値と年齢、性別に基づいて推算されます。こうして算出された値は、推算GFR(eGFR)値と記載されます。
出典:厚生労働行政推進調査事業補助金(腎疾患政策研究事業)「腎疾患対策検討会報告書に基づく対策の進捗管理および新たな対策の提言に資するエビデンス構築」班「おしっこ(尿)と腎臓の不思議.
  • ●ステージ1,2であってもCKDを示す他の検査値異常があればCKDと診断される場合があります。

慢性腎臓病(CKD)は早期発見・早期治療が重要です

慢性腎臓病(CKD)は自覚症状がないことが多いため、
ご自身では気づきにくい疾患です。
しかし血液検査を行うことで
腎臓の状態を簡単に確認することができます。
慢性腎臓病(CKD)を早期発見し、
早期に治療を始めることで、進行を防ぐことが期待されます。

まずはご自身の腎機能が
正常なのかどうかを
知ることが
第一歩です。

GFR値が59以下※の方は、お医者さんにご相談を。

早期発見!慢性腎臓病

※GFR値59以下であることが、必ずしも腎臓病の存在を示すわけではありません。

監修
NPO法人 日本腎臓病協会 理事長 柏原直樹先生
日本腎臓病協会 アストラゼネカ株式会社

日本腎臓病協会・アストラゼネカ共催イベント

「慢性腎臓病 啓発イベント」を開催 GFR値への注目と早期診断の重要性を啓発

腎臓病啓発アンバサダーの檀れいさんが
特別ゲストとして登場

NPO法人日本腎臓病協会(所在地:東京都文京区、理事長:柏原直樹、以下、日本腎臓病協会)とアストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:堀井貴史、以下、アストラゼネカ)は慢性腎臓病啓発活動の取り組みの一環として、10月26日(水)にベルサール虎ノ門にて、「慢性腎臓病 啓発イベント」を開催いたしました。本イベントには特別ゲストとして、女優の檀れいさんが登場しました。

当日は、アストラゼネカ 循環器・腎・代謝(CVRM)事業本部長・緒方史子より、主催挨拶、慢性腎臓病の啓発に向けたアストラゼネカの活動概要について説明を行いました。また日本腎臓病協会 理事長・柏原直樹先生より、慢性腎臓病について早期診断およびGFR(糸球体濾過量)値の重要な指標に関してプレゼンテーションを行っていただきました。

イベントの後半では、10月1日(土)より腎臓病啓発アンバサダーに就任した女優・檀れいさんを特別ゲストとして迎え、アンバサダー就任式を行いました。また、大阪大学 猪阪善隆先生、眞仁会横須賀クリニック 内田啓子先生をお迎えし、慢性腎臓病や、普段の健康習慣などに関するトークセッションを行いました。

「みんなが元気で、
健康に暮らせる世の中に」

腎臓病啓発アンバサダーの活動に対して意気込みを聞かれると、「みんなが元気で、健康に暮らせる世の中になってほしいと願っております。ですので、日頃から自身の体調の変化をチェック、信頼するお医者様にご相談するという事を、私も始めていきたいですし、皆さんにもそのようにしていただけたらと思います。そうすることで、日々楽しく、明るい人生を送れると思っています」と力強く語られました。